年末になりました。
すっかり久しぶりの更新となってしまいました。
なんとか元気にしております。
「今年もあと少しですね」などと言っていると本当に残すところわずかとなってしまいました。
みなさんは今年一年を振り返ってみていかがだったでしょうか?
私個人としては、自分自身を改めて見つめなおす、お坊さんとしての生き方というものを今一度正面から考え、悩みながらも「少しは前に進めたかな?」という印象の一年間でございました。
お坊さんといえども人間です。長所短所があってしかりだと思います。
得意な分野、不得意な分野、そのどれを強みにしていくかは人それぞれだと思います。
しかしそんな中でも「お坊さん」として皆に共通して大切になってくるものもあると思います。
そういったことを改めて大切にすることに気づくことができたのはこの一年間で一番大きな収穫だったと思います。
何事にも「時期」があるかと思います。
どんな人にも順風満帆に運が向いている時、何をしてもうまくいかない時があるかと思います。
運が向いている時に人は「おごり」が出てきます。そしてうまくいかない時は「怠慢、自暴自棄」になりがちです。
しかし本当は運が向いているときに「戒め」を持つことが大切で、うまくいかない時に「努力」することが肝要なのです。
華やかな時というのはあっという間に終わってしまいます。また止まなない雨がないようにうまくいかない時期というのもかならず終焉を迎え、龍が暗闇の中から出てくるがごとく、運気が上がってくるものです。
人生を通して大切なことは生まれてから死ぬまで、恐らくはそう大きく変わることがないと思います。
「今」がうまくいっている人もそうでない人も、今一度自分の周りを取り巻く環境を見渡していただき、考えを廻らしてはいかがでしょうか。
きっと何か足らない部分があるかと思います。また足らない部分がないという方は、その環境に感謝する気持ちを改めて持っていただければと思います。
今年は独学での限界を感じた一年でもありました。
もしかしたら、再度高野山に行くことになるかもしれません。
来年もみなさまにとっていい一年でありますように。
それではよいお年を。