火渡りに行ってきました
2016年02月07日 21:48
本日は和歌山県新宮市にある神倉神社さんで神州院様が行われる柴燈護摩を拝見させていただき、そのあと火渡りを経験させてもらいました。
神倉神社とは熊野速玉大社の本宮とされている所で、ご神体は巨大な岩です。
ちなみにこの岩は、南海トラフ大地震がきても転げ落ちてこないと言われております。不思議ですね。
私自身、この神倉神社さんには幼稚園くらいの時からお参りに来させていただいております。
お坊さんが神社参りなんて不思議に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、真言宗では特別なことではありません。おそらく…。
昨日はこの神倉神社さんで、御燈祭りが行われていました。詳しくはこちら
毎年、その次の日にこの柴燈護摩が行われています。
柴燈護摩とは外で行われる護摩というイメージです。
ただ、普段お堂の中でする護摩とは比べ物にならないぐらい迫力があります。
興味がある方は是非一度生で見ていただくことをお勧めします。
この柴燈護摩の火がある程度鎮火されたのち、柴燈護摩でできた灰の上を裸足で歩くというのが火渡りです。火が落ちているとはいえ熱かったです。
人には本来仏の心があるけれども、それが煩悩によって覆い隠されてしまう、それを払拭するものこそ、この火たる智慧なのです。
智慧の火をもって煩悩を焼き尽くし、清らかな心を復活させる。そのためにわが身を火中に投じて煩悩を焼き払う、という感じです。
私が火渡りをした時に熱いと感じたということは、自分の内にあった煩悩が少し焼き払われたのではないかと思います。
これからもまた頑張っていきたいと思います。
最後になりましたが、神倉神社さん、神州院さん、熊野速玉大社さんの関係者の方々にこのような貴重な体験をさせていただいたことに感謝申し上げたいと思います。
本日はありがとうございました。