長らく更新が滞っておりました。
2017年06月06日 21:52
今年初頭に更新したきり、全くノータッチでした。申し訳ありません。
2月にはお札つくり、3月はお彼岸と慌ただしく過ごしておりました。
そして4月。なんと友人の訃報を受けました。
お釈迦様は人がこの世に生まれた時点で四苦八苦を説かれており、我々僧侶もまず一番最初にこのことを学ぶわけです。
しかし実際に自分自身がその現実に直面すると、自分が想像していた以上に衝撃を受けるものでした。
自分の落胆具合は筆舌に尽くしがたく、また向こうの親族の方々にかける言葉が本当に見つかりませんでした。
自分自身の無力さを痛感した次第です。
友人の実家がかなり遠方でしたが、お通夜とお葬式には両日ともに行くことができたのがせめてもの救いでした。
今後はこのような訃報がないことを祈るばかりです。
人は明日があることを当然だと思いながら生きています。人はそう思うことができるから平常を保てるように思います。
しかしその「当然」というのは同時に「感謝の気持ち」を鈍感にさせる効力もあるようです。
自分が当たり前だと思っている所に、幸せというものがある、そう強く考えを改めさせられた次第です。