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ブログ

明けましておめでとうございます。

2020年01月09日 17:31
新年明けましておめでとうございます。 旧年中は皆様に大変お世話になりました。本年もどうぞ、よろしくお願い致します。 以前にブログを更新致しましたのが、なんと四月でございました。「その内更新しよう、そのうち更新しよう」と思い続けて、気づけば元号が変わり、お盆彼岸と目まぐるしく日々が過ぎていき、気がつけば年を越してしまいました。 光陰矢の如しとは本当にこのことだと痛感する次第です。   2019年は私自身にとって、とても有意義な一年になりました。目立った変化は無いものの、自分の中で少しずつ進めてきていたことがやっと一息ついた、そんな一年でございました。 2020年はこれまで進めてきたこと

新伽羅について

2019年04月07日 09:13
インターネットで調べていると、「新伽羅」というものを見つけました。これは伽羅ですか?という質問を受けました。お答え致します。 おそらく伽羅ではありません。もしくは低品質な伽羅です。   伽羅ではない最上級の沈香、それを「新伽羅」という名称で販売しておられる、というのが知人の香木店同業者さんの見解でした。ですので、良質な沈香として購入されるのなら結構ですが、伽羅だと思い込ませて購入させたなら詐欺行為にあたるということです。 伽羅の低級品は1g15000円くらいからですので、品質が良いとはいえ、ただの沈香をこの価格帯で販売するのは如何なものかと、というお話を伺いましたので、参考にしていた

お香購入時の注意点

2019年04月01日 20:16
既製品である、線香や練香、印香を購入される場合の注意点は特にございません。 しかし、香木の原木、沈香、伽羅を購入されるという時には少し注意点がございます。   まず、ネットオークションや、実店舗を持たない異様に安いインターネット店での香木の購入はおすすめ致しません。 現在、香木をめぐる詐欺、違法行為が横行しています。 沈香でもなんでもない熱帯地域の木を沈香として販売したり、沈香のオイルを人工的に染み込ませた偽物沈香を販売したり…。悪質なものだと写真は本物で、送られてくるのは偽物といったケースもあります。 商品の説明欄で「京都の某有名香木店で購入しました」と説明されていたのを信じて購入

現在のお香界隈の話

2019年04月01日 20:03
今回はなぜ高品質な沈香や伽羅がここまで暴騰してしまったのか、そのお香界隈のお話をさせていただきます。   そもそも、高品質な沈香や伽羅というのは、その生成過程から考えても100年単位の時間を要しますし、偶然と勘に頼らざるを得ない方法でしか採取できないという貴重なものでした。 それが、ここ最近の目覚ましい経済成長を遂げる中国や、アラブ諸国の需要拡大により一気に買い占められる事態となったのです。 中国では宗教儀礼でお香を焚く文化があり、また装飾品への加工や賄賂での使用などを前提とした投機目的で購入される需要が、経済発展に伴って拡大しました。またオイルマネーのアラブ諸国では大事な人を家に招

伽羅について

2019年03月28日 15:27
「伽羅について」 お香に対して詳しくない方であっても、「キャラ」という呼び名くらいは聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか? お香の最高峰、「伽羅」についてご説明させていただきます。 伽羅はベトナムのごく一部でのみ少量産出される大変貴重なものです。 伽羅は沈香とほぼ同様の生成過程を経ますが、香気や油質が沈香のそれとは別格なため、「伽羅」と区別されています。 沈香は、樹脂が乾燥しているため、熱を加えて樹脂を気化させることで初めて香りを楽しむことができます。しかし、伽羅は沈香には無い独特の粘りがあり、常温でも香っています。また、沈香は長期保管しておくと年間で数mg単位で重さが減少してい

沈香について

2019年03月28日 15:22
日本では香といえば沈香、と言われるほど代表的な香木の一つに沈香があります。沈香とは日本独特の呼び名で、古代インドのサンスクリット語【agaru】の意味、【重い、水に沈む】ことから付けられています。実際に沈香の原木を水に浮かべると比重が重いため沈んでしまいます。水に沈む香木、つまり「沈水香木」と呼ばれることが、沈香の由来となっています。 沈香は白檀のように原木そのものが香るわけではなく、その木がもともと持っている樹脂が木質に沈着し、芳香を放つように変化したものです。変化する前の沈香の元木は水に沈みません。 沈香がどのように発生するか、というのは現在でも明確にはなっていません。樹幹や枝に生じた傷や

白檀について

2019年03月28日 15:19
白檀の木は、インド南部のマイソール、インドネシアのチモール島をはじめとした、太平洋諸島に広く産するビャクダン科の常緑の中高木で、世界中に四百種もの種類があります。 この中でもインド・マイソール産は最高級とされ、老山白檀と言われています。 一本の木でも部分によって色と香りが異なり、心材は淡黄色から褐色をしていて、幽艶でなまめかしい香りが強く、辺材にいくほど白くて香りも少なくなります。つまり、老山白檀の心材が最高級品とされます。 白檀は香木としてそのまま用いられるだけでなく、蒸溜してとられる白檀油(サンダルウッドオイル)は、殺菌作用、利尿作用があるとされています。また、鎮痛、健胃、解熱、食欲増進、

お香の種類について

2019年03月27日 08:40
お香とひとえに申しましても多くの種類がございます。まずはお香にはどんな種類のものがあるのか説明させていただきます。   ●香木・・・香木とは、伽羅と沈香、白檀の三種を指します。これらを小さく割ったり削ったりして、炭火などで温めて香らせます。香道で使われる沈香は、特に上質のものが選ばれます。     ●線香・・・一番身近なお香だと思います。燃焼時間や香りを長く一定に保つために生まれました。各種香料とタブノキの樹皮を粉末にして練り合わせ、線状に押し出しゆっくりと乾燥させて熟成したもの。日本に初めて香木が漂着したとされる淡路島では、現在も偏西風を利用した線香作りが盛んに

お香について

2019年03月26日 22:20
皆様、ご無沙汰しております。副住職です。 年始の挨拶、と思いきや、もうお彼岸が終わってしまいました。 あっという間のひと時でした。 今年から、京都や三重、兵庫県と方々に赴いて勉強会に参加させていただいております。 休みは全くありませんが、とても有意義に過ごさせていただいております。大変ありがたいことだなあと感謝する日々でございます。 アラサーにもなってくると「あっという間に時間が過ぎる」ということを友人達もよく口にするようになってきました。 なぜ時間の経過が早く感じるのか?というのには実は科学的な根拠があります。それは「新しい情報が入ってこない」ということが一番の原因だそうです。 小学生、中学

新年明けましておめでとうございます。

2019年01月16日 20:14
皆様、新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。 早いもので、もう新年が明けてしまいました。 以前ブログを書いたのが九月ですから、結局かなりの時間が空いてしまう運びとなってしまいました。申し訳ありません、、、。 昨年は災害の多い一年間でしたね。以前ブログを書いてから間も無く、近畿地方に集中豪雨の被害がありました。当寺も、その例に漏れることなく、瓦が飛んだり雨漏りがしたり、停電に見舞われたりと大変でございました。 いえ、ございましたと申しましたが、まだ瓦に関しては修理が必要な状態です。   その後は住職の入院やら、お四国へ歩き遍路にいかせて頂いたり、大掃除を
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